SBIアルヒのサステナブルファイナンス
当社は経営優先テーマであるマテリアリティ(重要課題)の達成に向けた社会や環境への配慮などの取り組みを事業戦略と結びつけて社会と自社の相互成長につなげ、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。
これらの取り組みを推進するために必要となる資金については、サステナブルファイナンスを活用した資金調達を行ってまいります。
グリーンRMBSの発行
当社は、日本で初めてグリーンRMBS(※1 ※2)を発行し、「ARUHI スーパーフラット(※3)」のうち「省エネルギー性に関する技術基準」を満たす住宅を対象とする貸付金に対する資金調達を行っています。
また、当社は、グリーンRMBSにより調達する資金の使途、資金調達の仕組み、管理体制等をARUHIグリーンファイナンス・フレームワークとして定めており、フレームワークについては、株式会社日本格付研究所より、グリーンボンド原則(2018年版) 、グリーンボンドガイドライン(2017年版) およびグリーンローン原則に適合している旨とあわせて、最上級評価である「総合評価:Green 1(F)」の評価を受けています。
- ※1 環境省「グリーンファイナンスポータル」内、「国内におけるグリーンローン組成リスト」をご参照ください。(http://greenfinanceportal.env.go.jp/loan/issuance_data/issuance_list.html)
- ※2 RMBSとは、Residential Mortgage-Backed Securitiesの略称です。住宅ローン債権を裏付け資産として発行される証券のことで、グリーンRMBSは、その中でも高い環境改善効果が期待される住宅を取得するための住宅ローンを裏付け資産として発行されるものを指します。
- ※3 「ARUHI スーパーフラット」とは、「お客さまが民間金融機関が提供する住宅ローンを返済できなくなった場合に、住宅金融支援機構が民間金融機関に対し保険金の支払いを行う」という住宅融資保険(保証型用)のしくみ(【フラット35(保証型)】)を用いたSBIアルヒ独自の住宅ローンを指します。
サステナブルファイナンス・フレームワークの策定
当社は、サステナビリティ基本方針に基づくマテリアリティ(重要課題)を策定し、社会や環境への配慮などの取り組みを事業戦略と結びつけ、社会と自社の成長につなげています。社会への取り組みにおいては、「自分らしい豊かでサステナブルなライフスタイルの提案」を行いその実現を、環境への取り組みにおいては、「ストック型・循環型社会の形成」を目指しています。これらの取り組みに対し、ファイナンスを通じて様々な商品・サービス提供を実現することを目的に、サステナブルファイナンス・フレームワーク(以下、本フレームワーク)を策定いたしました。
当社は、調達資金の使途、プロジェクトの評価と選定のプロセス、調達資金の管理、レポーティング等を本フレームワークに定めております。本フレームワークについては、株式会社格付投資情報センター(R&I)より、国際資本市場協会(ICMA)の定めるグリーンボンド原則(GBP)2021やソーシャルボンド原則(SBP)2021をはじめとする各原則に基づき策定しており、これらの原則等との適合性に対するセカンドオピニオンを取得しております。